VWゴルフ 派生車種まとめ (前編)
ふと駐車場に止まっている現行モデル、ゴルフ7に目をやると、リヤのガラスに貼られたシールに、「40」の文字。
「ん?何の数字⁇……そうか!」
1974年にデビューしたゴルフⅠ型。今年、デビューから42年が経過。
「なるほど、40周年記念」ということなのだな。
フォルクスワーゲン、特にゴルフ5にかなりの興味を持ち始めましたが、
ゴルフにはたくさんの「派生車種」が作られている事も見逃せません。
先日のエントリーでも登場致しました本
「偉大なるゴルフの派生車種たち」
「ゴルフの派生車種たち」を探ってみました。
果たしてみなさんは、フォルクスワーゲンの車種を何台くらい知っているでしょうか?
「前半」と「後半」に分け、今回は6車種について見てみます)。
(注 なおこちらの本では、「2009年までの12車種」を紹介。私さとるのエントリーでは、一部wikipediaの情報も加えております)
1、 1979年登場 セダン
ゴルフ1ベース
jetta ジェッタ(1979年)
出典 wikipedia
「ゴルフ1型のリヤセクションを延長して作られ、抜群の実用性も兼ね備えていた」
ゴルフ2ベース
jetta ジェッタ(1984年)
写真下 出典 wikipedia
「2代目 ジェッタでは、リヤセクションがハイデッキ化され、トランク容量の増加に貢献」
「初代・2代目とも、2ドアクーペもラインナップ。グレード展開も拡大」
ゴルフ3ベース
vent ヴェント(1991年)
※米国での車名はジェッタ
出典 wikipedia
「ゴルフ3が異型2灯式ヘッドライトが採用されたが、ヴェントはそれまでのイメージを踏襲、角形2灯式を採用。グレード展開は、CLI・GLI・VR6の設定」
ゴルフ4ベース
boraボーラ(1997年)
※北米での車名はジェッタ
出典 wikipedia
5代目 パサート(B5)(1997年)
出典 wikipedia
ゴルフ5ベース
jetta ジェッタ(2005年)
出典 wikipedia
↑ジェッタ5代目と顔つきがほぼ一緒な
さとる号ゴルフ5
ゴルフ6
jetta ジェッタ(2010年)
写真 文 出典 wikipedia
「従来通りゴルフVIのそれを流用しているが、一方で主要市場である北米のニーズに合わせて、全長が90mm、ホイールベースが60mm現行よりも大型化、後部座席の居住性を改善した。また、これによりジェッタとしては初めて同一世代のゴルフとのホイールベースが一致しなくなり、ゴルフとのボディパネル共用もなくなった」
2、 1979年登場 Golf Cabriolet ゴルフ カブリオレ
「少量生産と言えど、耐候性にと向かうソフトトップや、ロールバーを内包した安全性の高い基本骨格、ゴルフベースという信頼感と車そのものの作りのよさなどから、世界中にファンは多い」
ゴルフ1ベース(1979年)
出典 wikipedia
「ビートル(VWタイプ1) のプラットフォームを使い、スポーツクーペを製造していたカルマンギア社がアッセンブリーを担当。
ゴルフ2型販売終了まで、ゴルフ・カブリオレ・クラシックの名で販売。14年のロングセラーとなる」
ゴルフ3ベース カブリオレ(1993年)
「1.6、1.8、2.0ℓガソリン車と、1.9ℓディーゼルのグレード展開」
出典 wikipedia
ゴルフ3・4ベース カブリオレ(1997年)
出典 wikipedia
「1999年にはフロント、リヤセクションをゴルフ4型と共通イメージのものにフェイスリフトを受け、ほぼ基本設計を変えずにゴルフ5デビュー直前の2003年まで発売。
(追記)
出典 wikipedia
2002年の生産終了以来、約10年ぶりに復活(日本仕様車は2011年10月1日販売開始)。
3、 2006年登場 EOS イオス
出典 wikipedia
「フロントは、ゴルフ5型・リヤセクションは、パサート(B6)※を流用 」
「外板パネルもほぼ新設計。ゴルフのイメージはイオスにはない」
パサートB6(2006年)
出典 wikipedia
4、1974年登場 Scirocco シロッコ
シロッコ Ⅰ (1974年)
出典 wikipedia
「ビートル(タイプ1)ベースのスポーツクーペ、カルマンギアクーペに代わり、スポーツモデルのベースをゴルフに変更する必要に迫られ開発された。ゴルフ1型より数ヶ月早くリリース。デザインは、「ジョルジェット ジアウジーロ」、製造は「カルマン社」。
シロッコⅡ(1981年 )
出典 wikipedia
「初代に比べボディが大型化。本国では1.1ℓから1.8ℓDOHCまで7種類のエンジンバリエーションに拡大。10年に渡って販売。」
「デザインは、VWの社内デザインとなる。初代が7年で50万台、2代目は10年間で30万台に届かない販売台数であった。1988年ラインナップ途中から加わってくる コラード に、主力の座を明け渡していく 」
シロッコⅢ(2008年)
出典 wikipedia
「ゴルフ6がデビューする数ヶ月前、初代シロッコ同様、ゴルフの高性能モデルとして投入される」
「1995年に コラード が消滅してから13年となるクーペモデル。」
「それまでのゴルフ5のフロントマスクから一転、水平基調のフロントグリルを手にいれ、そのデザインモチーフ、プラットフォームなどがそのままゴルフ6へ受け継がれた」
(追記)
2002年の生産終了以来、約10年ぶりに復活しました(日本仕様車は2011年10月1日販売開始)。
5、1988年登場 Corradoコラード
出典 wikipedia
「VW初のリアルスポーツカーとして、カルマンギア社と共同開発された」
「ポルシェ944 ※をライバルとして想定していた3ドアクーペ」
「厳密な意味での派生車種ではなく、フロントセクションをゴルフ2のA2プラットフォーム、リヤセクションを3台目パサートのB3プラットフォームで構成されていた」
1987年型ポルシェ944ターボ(中期型)
出典 wikipedia
6、1997年登場 New Beetle ニュービートル
「原型は1994年デトロイトモーターショーで発表されたコンセプトカー コンセプト1 」
「デザインのモチーフはもちろん、 フォルクスワーゲンの屋台骨を数十年間にわたり支えたビートル(タイプ1) 」
「ゴルフ4のA4プラットフォームを流用したFFモデル」
ニュービートル(1997年 )
「日本への導入は、1999年。当初、2.0ℓ、1.8ℓターボ、1.6ℓの3種類出会ったが、2006年モデルから1.8ℓターボは姿を消した。 」
ニュービートル カブリオレ(2003年)
「ソフトトップを収納する他の被りオフェンスとは一線を画し、ベルトライン上にたたんだトップを載せておくクラシカルなスタイルを採用。このあたりが、ビートルタイプ1とのつながりを意識させ人気が高いカブリオレとなっている」
ザ・ビートル(2011年〜)
「名称は“ニュービートル”から“ザ・ビートル”へ改名された。“ニュービートル”より車高が低くなり、フォルクスワーゲン・タイプ1の全体的な形状を維持している。この世代では新型フォルクスワーゲン・ジェッタと共通のA5(PQ35)プラットフォームを採用」(wikipediaより)
最後に、本の中にはでできませんでしたが、調べていてたまたま見つけた車種を1つ追加させていただくと、
ゴルフカントリー(発売 1985年)
写真・文 出典 wikipedia
「ゴルフシンクロ(Syncro)(本国ドイツで85年9月、ゴルフ2型にビスカスカップリングを搭載し、フルタイム4WD化した市販車)をベースに最低地上高を拡大したモデル。日本では1991年まで販売継続されたが、総輸入台数はわずか110台」
ネットにも情報が少なく、希少な車種のようですね。
以上です。
それでは次回のエントリーVWゴルフ 派生車種まとめ(後編) - ドイツの国民車!ゴルフ5に一目惚れにおきまして後半
「R32」「ゴルフヴァリエント」「トゥーラン」「ゴルフプラス」「クロスゴルフ」「ティグアン」のご紹介をしたいと思います。