始まりは独ゴルフ5!の「N-BOX乗り日記」

アラフォーオヤジ。初の外車五代目ゴルフ四代目レガシィツーリングワゴン。そしてホンダ N-BOXへ。その奮闘記をココに記します。

ゴルフ5型乗りが 日産リーフに乗ってみた

こんにちは、さとるです。
 
日産リーフ 無料トライアル モニターキャンペーンを利用して、本日より約1週間試乗させて頂く事にしました。
 
日産リーフの特徴は、なんといっても
100パーセント、電気自動車(EV)
という所ですね。
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100%電気自動車を市販している
主な自動車メーカーは、
BMW (i3)
テスラモーターズ(モデルS)
など
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↑三菱 i-miEV
 
※ ちなみに2015年9月にフォルクスワーゲン発売した
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プラグインハイブリッド (PHV)」(Golf GTE)
は、
「非プラグインハイブリッドカーに比べ、電池を多く搭載し、電気のみでより長距離を走行できる(ガソリンエンジン車の長距離航続性能を残しながら、
電気自動車により近いタイプのハイブリッドカー)」
 
 
「まったく新しいカテゴリーの自動車」
やがて自動車の基本プラットフォームとして台頭してくるであろうそんな
電気自動車を、今回のキャンペーンを通して独自に検証していきさたいと思います。
 
 
早速、行きましょう。まず…
 
リーフ、「未来感、半端ありません」
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私も今回試乗させて貰うまでよく分かっていませんでした。ハッキリ言えるのは、これまで乗ってきた車たちとは全く別物です。
 
【スペック】
全長×全幅×全高=4445×1770×1550mmホイールベース=2700mm
車重=1440kg
最小回転半径 5.2m
乗車定員 5名
駆動用バッテリー リチウムイオンバッテリ
駆動方式=FF
最高出力 89kw(109ps/3000-10000rpm)
最大トルク 254N•m(25.9kgf•m/0〜3008rpm)
航続距離=228km(JC08モード)
タイヤサイズ 205/55R/16
 
 
ボディサイズは、いわゆる3ナンバーサイズ。外観が独特ではありますが、至って普通の乗用車という印象。室内の空間も、座り心地のよいシート、操作しやすいスイッチパネル、握りやすいハンドル等、上質です(Aピラーをはじめ、運転席からの見切りはやや悪いか?)。 
※リーフよくある質問はこちら↓
 
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↑ゴルフ5型と比べてみると、
一回り大きいのが分かります!
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そんな電気自動車 日産リーフですが、
なんと車両本体価格 273万円(税込)
から購入できるのです。
 
また日産リーフは、
「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金の対象であり、「自治体の補助金」(地域による)、「エコカー減税対象」、
さらに今なら国の補助金により
最大27万円(24kwh車)の補助も出るので、かなり手の届きやすい価格設定となっております。
(↑ ※ 今回試乗したモデルは付いていませんでしたが、自動ブレーキも標準装備です!)
 
 
これまでのクルマと何が違うのか?
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  • ガソリンを使わない内燃機関がないのでエンジンオイルとかいらないし、排気ガスも出ない)
  • 「燃費」という概念がない(その代わりに「電費」(1kwhあたりどれだけ走るのか)
  • 「シフトチェンジ」がない。
  • リチウムバッテリーの容量により、フル充電後の航続可能距離が、満タン給油で、約400㎞以上走るガソリン車に比べると短め。
 
これまで当たり前のように付いていた車の「エンジン」に相当するのは、
「パワーデリバリーモジュール」(バッテリー)、
「エレクトリックモーター」&「インバータ」
という感じで置き換わっています。
 
ちなみに排気ガスを出さない取り組みを、「ゼロエミッション」と呼ぶ。
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加速に関しては、「ギア」というものがないので、感覚としては遊園地にあるゴーカートのように、踏めば踏んだだけ加速(アクセルを離すと、エンジンブレーキがかかり、ガソリンエンジンの車に比べ減速が早い印象)。
ニュートラル入れてアクセルベタぶみしてフカすとかも、できませんよー(やってみたくちw)。
 
 
リーフを支える 充電器設置数 15,000基(リーフカタログより)

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↑こちらは「普通充電タイプ」

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↑( 車体側)フロントのカバーを開けると充電のソケットが現れる。

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↑リーフに積んであった充電コード

 

「充電器」は、日産の販売店をはじめ、自治体、商業施設、道の駅、高速道路、コンビニなど、急速に増えているようです。

 
また、充電には2種類あり、
 
出先などで素早く充電する為の
急速充電 約30分(充電量の約80%・設置数 約6,000)と、
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↑ 日産にて「急速充電」中のリーフ。
 
主に自宅での充電を想定した
普通充電 約8時間〜11時間(満充電・設置数 約9,000)
があります。
 
ガソリンエンジン車にくらべ航続可能距離が短い分、
「こまめに充電」したり、「1度の充電が最低でも30分はかかる」という点はどうしても「デメリット」に感じます。
 
また、リーフを自宅で充電する為には、
専用の配線工事(約10万円)などが必要なようです。
 
 
デメリットを凌駕する走行性能とランニングコスト
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電費自動車のデメリットを、感じさせない日産リーフの4大メリットが、
1.「加速性能」
発進時から一気に最大トルクが発生。ジェット機のような加速感」は、決して大袈裟な表現ではありません!
2.「操縦安定性」
リチウムイオンバッテリーを車体中央床下に搭載する事で、優れた重量バランスと低重心を実現。
3.「静粛性」
停車時、加速時、巡行時。エンジンノイズはありませんし、驚くほど静かな居住空間を実現。
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そして最大のメリット
 
フル充電の電気料金は…?
 
1回約 300円(24kwh)。
東京電力 おトクなナイト10を契約、割安な夜間電力で充電した場合)
 
私の試算で行きます。
 
「燃費 20㎞/ℓの軽自動車」
(ガソリンレギュラー 100円/ℓで
計算)と
「リーフ 」フル充電(300円)で
共に 200㎞を走行した場合、
 
「100円」で走れる距離で比べてみると、
「軽自動車 20㎞」
「リーフ 約 66㎞」
 
約3倍の差がつくことになる。
 
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〈仮に「月1000㎞走行する場合」、月々のランニングコストは?〉
 
リーフの料金プラン
「日産販売店の充電スポット 充電し放題」 (月々税込 1,543円・5年間)に
加入した場合、
(200㎞×5回)の充電。
1回あたりの充電で300円かかるとすると、×5回=1500円。
ほぼ月々の支払い分に相当。
 
一方、「燃費20㎞/ℓの軽自動車」だと、
1000㎞走行するのに、
100円/ℓ×50=5,000円。
 
やはり、3倍の差が発生する。
 
※ちなみに「全国4,200箇所の急速充電スポットが充電し放題」というプラン 月々税込 3,240円もある。
 
 
その他 スペック
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今回借りた24kwh駆動用バッテリーですが、
  • バッテリー容量5年10万㎞保証。
(30kwhは、航続距離280km、8年16万km保証)
 
また、航続距離を伸ばす為に、
  • 回生強調ブレーキ(ブレーキ時のタイヤの回転でバッテリーを充電)
  • クイックコンフォートヒーター(運転席・助手席)ステアリングヒーター(エアコン使用の抑制)
  • エコモード(加速がマイルドになり、制動時の回生エネルギーも増加)
等が用意され、
また携帯電話のアプリからエアコンや充電の設定、バッテリーの状態から走行可能距離の確認ができます。
EV専用情報通信システムなど、近未来を感じさせる便利な装備も充実していますね。
 
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CARトップ増刊 号外!日産リーフ完全情報 2011年 01月号 [雑誌]
 

 

 
 

総括

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★★★★☆
 
本日試乗車リーフをお借りして、
たった約70㎞ほどしか走行しておりませんが、大胆に総括…。
 
つい先日試乗もさせてもらったハイブリッド車新型のトヨタプリウス。40km/ℓを超える低燃費。上質な室内空間などに驚かされますね。
 
私、100%電気自動車日産リーフは、このプリウスの延長線上にある車だと
たかをくくっていましたが、
何度も言いますが「別物」です。  
 
これまで私が想像していた
「電気自動車」のイメージは、まだまだ我々の生活に馴染む水準ではないと思っていましたが、価格、室内空間、快適性、ランニングコスト。そして車を操る楽しみも全てプリウスの上を行っているのではないか⁉︎と感じたのです。
 
日産が独自の路線で、
着々と「自動車の新プラットフォームを築き上げている印象」を今回強く受けました。
 
wikipediaを読むと分かりますが、
日産リーフの世界でのアピールも抜かりがないようですね
 
今後どんなトレンドが生み出されるのか?ガソリン車、ハイブリッド車、自動運転車、電気自動車、水素自動車…。何がいつ飛び出してくるのか全く読めません!
 
見るだけでも心が踊りまくる
「愛車 さとる号ゴルフ5型」を元気に走らせてつつ、今後の目まぐるしい動向にもハラハラドキドキしたいと思います。
 
<追記>
試乗記を動画にまとめてみました。
お時間ございましたらこちらもご覧下さいませ。↓