ポルシェについて調べてみた
こんにちは。さとるです。
スバルレガシィを手に入れてからというもの搭載する「水平対向エンジン」つながりで、ポルシェに俄然興味が出て参りました。そして…いてもたってもいられず
PORSCHE専門店 area911さんにお邪魔しました。
ポルシェ初心者。
そんな私の目に飛び込んできたのは、
ポルシェ ケイマンS PDK
(平成25年式)
3400cc 2WD AT 3.1万キロ 右ハンドル
665万(本体価格)
※PDK(ポルシェドッペルクップルング)ポルシェにおけるデュアルクラッチ式オートマチックトランスミッションの名称
「ケイマン」=オープンカーである「ボクスター」(987型)からの派生したクーペモデル
カッコいいですね〜。
そして
ポルシェ ボクスターS
(平成15年式)
3200cc 2WD MT 8.2万キロ
左ハンドル
165万(本体価格)
そしてそして
お店担当者様のご好意により、
このポルシェボクスターの
運転席に座らせていただき、
さらにドアを閉めた車内から
「THE ポルシェサウンド 」とでも
いうべき迫力のエンジン音を聴かせていただきました。
(鍵を回す。一際大きな音で)
「ヴォーーーン、ボッボッボッ…」
それまでかわしていた会話はあっという間にかき消されてしまうほどの圧倒的な音量。
これぞ世界最高峰のマシン
ポルシェ
エンジン音を体感しただけでしたが、それだけでも1日中テンションが上がりまくっておりました。それくらい、ポルシェというクルマの存在は、ファンを一気に虜にする乗り物なのでしょう。
Area 911 | エリア 911- | ポルシェ中古車 | 茨城県 | 水戸市
画像引用 カーセンサー
実業家、成毛眞氏の言葉を借りれば、
「いまはマカンターボに乗っているが、それまでは各世代の911カブリオレを乗り継いできた。結論はマカンも911もポルシェはポルシェという乗り物で、他はテスラもプリウスもまとめて自動車という乗り物だということだ。現場からは以上です。」
成毛 眞 - いまはマカンターボに乗っているが、それまでは各世代の911カブリオレを乗り継いできた。結論はマカンも91... | Facebook
↑マカン ターボ
「ポルシェは、別格」という事ですね。これからの人生でそんな一台をあやつる事があるかもしれない! とても低い確率ですが、そんな時に備えて、勉強だけはしておきましょう(笑)。
ポルシェの中古ならば??手がとどく?なんて淡い期待を抱きながら⁇
価格.comのポルシェ中古車人気ランキング を覗いてみました。(2017年3月某日)
1、911カレラ(新車価格 1,239万〜)
画像引用 Wikipedia
2、カイエン(同885万〜)
3、ボクスター(同658万〜)
中古車といえど、やはりいいお値段ばかり……。
その他、ポルシェは
ケイマン(同619万〜)、マカン(同685万〜)、パナメーラ(1,132万〜)のラインナップを展開しております。
低迷していた販売のてこ入れ策として、1991年ごろすでに、「ポルシェ4ドアサルーン」の企画は存在していた。
画像引用 Wikipedia
世界の車好きをうならせる
スペシャリティーカー。その魅力はどこからくるのか。
まずその歴史を探ってみます。
1、ポルシェ=高性能スポーツカーメーカーの歴史
参考にしたのは、次の2冊の本です。
ポルシェ―独自の哲学から生み出された卓越した性能のスポーツカー (ワールド・カー・ガイド・DX)
- 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
天才技術者
フェルディナント ポルシェ博士
(1875-1951)
画像引用 Wikipedia
□車のデザイナー(設計者)
□幼少の頃から電気に興味を持ち、屋根裏部屋で様々な実験を行う。
□1960年電気自動車ローナーポルシェを設計。
□VWのエンジンの祖先とも言える
「水平対向4気筒航空機用ユニット」を手掛けたのは、1906年、オーストリア最大の自動車メーカーオーストロ・ダイムラー社で技術部長として活躍していた時。
□1923年 ドイツダイムラー(後のダイムラーベンツ)取締役技術部長に就任するが、1ℓクラスの小型車を世に出したいポルシェは、重役と衝突し辞表を提出。
□1930年シュツットガルト市に自らのデザイン事務所を設立し、独立。
□アウトウニオン(アウディ、DKW、ホルヒ、ヴァンダラーが合併)の為に、ミッドシップレーシングマシン、
タイプ22 Pワーゲンを設計。
↑ Pワーゲン Dタイプ
画像引用 Wikipedia
□第二次大戦後、ナチスドイツに協力したとみなされ、1945年から1947年までフランスに幽閉される。
□1948年、ポルシェの名が冠された初の量産モデル、第1号車 356ロードスター(911の原型)を息子フェリーポルシェとともに完成させる。ドクターポルシェにとっては356番目のデザイン。VWビートルのパーツを使ったスポーツカーであった。
画像引用 Wikipedia
□1949年ジュネーブショウにて、本格的に356の販売が開始。直後の51年、ポルシェ博士、死去。
□1950年 ポルシェは、ドイツシュツットガルト郊外のロイターにて本格的な生産を開始。
356を生産し販売する一方、関係の強かったVWをはじめ、世界中のメーカーとのコンタクトをとり、クルマの開発も生業とするようになる。
□名もないスポーツカーの名声を高めるために、ポルシェは当初から積極的にレースに参加。イタリアタルガフローリオでポルシェは1956年以来、10度の勝利を飾っている。
□1963年 フランクフルトショウでポルシェ901(後に911と改名)を発表。デザインを手がけたのは、フェルディナントの息子アレキサンダー。開発にはVW-アウディのトップを歴任したフェルディナントピエフ(ポルシェ博士の娘の息子)があたった。
↑初代ポルシェ911 901型
排気量1991cc
最高出力130HP/6100rpm
最大トルク17.8kg/rpm
1968年モデルまでを「ナローボディ」と称する事がある(より太くなったタイヤを収めるために、前後のホイールアーチにフレアがつくようになった為)
↑2代目ポルシェ911 930型
排気量2195cc
最高出力125〜180HP
1975年、ポルシェ初のターボモデル(930ターボ)もデビューとなった。
画像引用 Wikipedia
□ポルシェもピンチの時期(924、928の失敗)を経て、さらに80年代後半から90年代にかけて登場した964型や993型911でコストダウンを学び、再び好調の歩みを残してきた。
↑ポルシェ928
↑ 1989年デビュー 3代目911 964型
排気量3600cc
最高出力250HP/6100rpm
最大トルク31.6kg/4800rpm
↑1993年デビュー 4代目911 993型
空冷エンジンの最後のモデルとなった。
最高出力 270ps/6100rpm
最大トルク 33.6kgm/5000rpm
画像引用 Wikipedia
□1997年にデビューした996型911シリーズと、その前年に生産の始まったミッドシップオープンのボクスター(986)は、2004年、それぞれ997型911と第2世代に生まれ変わった。
なお、996/986のもうひとつの重要なテーマとして、年々厳しくなる排ガス規制に対応するため、水平対向6気筒エンジンの水冷化が求められていた。
↑5代目ポルシェ911 996型
排気量3387cc
最高出力300HP/6800rpm
最大トルク35.7kg/6400rpm
水冷エンジンを初採用。
↑ 6代目ポルシェ911 997型
(カレラ)排気量3596cc
最高出力325HP/6800rpm
最大トルク37.7kg/4250rpm
(カレラS)排気量3824cc
最高出力355HP/6600rpm
最大トルク40.8kg/4600rpm
↑ポルシェ ボクスター 986
排気量2488cc
最高出力 204HP/6000rpm
最大トルク 25kg/4500rpm
本国ドイツでは、911の半値強の価格設定とし、販売台数をのばす。
画像引用 Wikipedia
□2002年に発売されたポルシェ初の4ドアにして、初のSUVたるカイエンは、2003/04年7月期に4万台近くも売れに売れ、大いにポルシェの財政を潤わせた。
↑ポルシェ カイエン 955型
画像引用 Wikipedia
以上、ポルシェの歴史を辿ってみました。
なお、
2011年、現行991型911カレラがデビュー。2016年1月大幅な改良を経て991IIが発売される。
↑7代目 ポルシェ911 991型
画像引用 Wikipedia
スポーツジャーナリスト清水和夫氏が
718ボクスターSを、ウエットコンディションの筑波サーキットで走り抜ける動画も発見。こちらでも、「ポルシェの別格ぶり」が紹介されておりそのポテンシャルの高さが伺いしれます!
スバル・レヴォーグSTI Sport/ポルシェ・ボクスターなど総勢6台が雨の筑波で全開! - YouTube
2、まとめ〜ポルシェじゃなければクルマじゃない
自動車評論家島下泰久氏の新型ポルシェ911試乗記事を、モーターマガジン2016年1月号で見つけました。
「 革新的過給エンジンと数々の新装備を採用」。
島下氏が試乗したポルシェのスペックは以下の通り。
カレラ
3ℓ/水平対向6気筒/ツインターボエンジン/最高出力370ps/最大トルク450Nm
カレラS
3ℓ/水平対向6気筒/ツインターボエンジン/最高出力420ps/最大トルク500Nm
ポルシェを試乗した印象
「すべての速度で、あらゆる路面で完璧な走りが味わえる911カレラ」
ポルシェを支えるその魅力的なデザインとクオリティが存続する限り、
燃費重視の革新的なクルマがどんなに人気を博しても、その魅力を超えてくる事はないでしょう!
ポルシェ博士は、
「1ℓの小型スポーツカー」を
とことん追求し、そのポリシーを受け継いだエンジニアたちは、
唯一無二となるハイスペックなスポーツカーを生み出しました。
ポルシェがこれだけ、旧モデルから新しいモデルまでたくさんの人に愛されているという事実は、
ポルシェ博士が生み出したポルシェのDNAが、どのモデルにも忠実に再現されてきたからなのだろうと感じます。
「ポルシェが愛される理由」を探るには、その美しいボディを眺めたり、エンジン音を聞くだけではなく、実際にハンドルを握らない限りその答えは見つかりません。
というわけで、自分で買うのはとても時間がかかりそうですが…ポルシェ試乗への道も貪欲に探って行きたい!と思います。
以上、今回はポルシェについて勉強してみました。