フォルクスワーゲン不正事件 独自キュレーション
独検察、VW従業員を脱税容疑でも捜査 排ガス不正関連2015/11/25 10:15(ベルリン/ドイツ)
- 排ガス不正のみならず 「疑わしき事案はすべて徹底的にあぶり出す」」という検察の姿勢のあらわれ。このあたりを見ると、問題の根は相当深いようですね。
CO2排出不正で新車受注鈍化に直面、VW労働者代表が危機感2015/11/28
CO2排出不正で新車受注鈍化に直面、VW労働者代表が危機感
受注数や売り上げが急減し始めたとの各種報道を否定する。
同氏は、受注減が続けば、雇用リスクが生じる恐れもあると警告。「車を売るから、われわれの雇用が安定している。車がまったく売れなければ、状況はかなり困難になる」と語った。
そのうえで、VWが今後の受注状況に目を凝らす必要があるとの認識も示した。受注数や売り上げが急減し始めたとの各種報道を否定する。
出典 © Thomson Reuters 2015.
VW3割減、アウディも2割減…国内販売低迷
2015年12月04日 18時45分
独フォルクスワーゲン(VW)の国内販売の低迷が続いている。
日本自動車輸入組合が4日発表したVWの11月の新車販売台数は前年同月比31・8%減の約3600台。10月(48・0%減)より減少割合は縮小したが、9月中旬に発覚したディーゼル車の排ガス不正問題がなお響いている。不正が見つかった米国の24・7%減よりも減少率は大きかった。
VW日本法人によると、主力車種の「ゴルフ」や「ポロ」などの販売不振が目立っているという。VWは国内では問題となったディーゼル車を販売していないが、イメージ悪化が影を落としている。日本法人は、自粛していたテレビCMを11月に再開し、新車購入時の無料点検を3年間から5年間に延長するなど販売促進に力を入れる。
輸入車全体でも、VWの不調が響き7・9%減と3か月連続で減少した。VWグループのアウディも23・1%減の約1900台と落ち込んだ。
出典 © The Yomiuri Shimbun
そして…
VW「不正、05年から」…CEOが表明
【ロンドン=五十棲忠史】
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス不正問題で、VWは10日、「不正の出発点は2005年。米市場でディーゼル車の大規模な販売促進活動を行うと決めた時だ」と発表した。
不正のきっかけが10年前の組織決定にあったことを会社として認めたことになる。時間と予算が限られる中、米国の厳しい規制をクリアすることが難しく、不正を行うことにつながったという。
マティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)らが10日に記者会見して発表した。VWは同日、不正への関与が疑われる幹部9人を停職処分としたことも明らかにした。
不正が見過ごされてきたことについては、「原因は一つではなく、複数の要因が連鎖した」と説明した。一部の従業員による誤った行為のほか、ルール違反を黙認する企業風土があったことを認めた。
出典 読売新聞 12月11日 12時1分配信
11月世界販売、2.2%減=米国が大幅減―VWグループ
【フランクフルト時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は11日、グループ全体の11月の全世界新車販売台数が前年同月比2.2%減の83万3700台になったと発表した。
排ガス不正問題の震源地である米国での販売が15.3%減、VWブランド単体でも24.7%減と大きく落ち込んだのが響いた。
グループの米国での10月の販売は5.7%増とプラスを維持していた。11月は、9月の不正発覚後初めて前年を割り込む形となり、信頼失墜の販売面への影響が顕在化してきた。不正問題を受けたディーゼル車の販売停止も影響している。
出典 時事通信 12月12日 1時33分配信
影響がじわりじわりと広がっている模様…。
さとる号ゴルフ5は、2004年式。その1年後にはじまったと考えると複雑ですね。今回の不正問題は今から10年前にさかのぼる、ということですか…。
旭化成のくい打ちデータの不正にしろ、消費者にバレなければ…という考えに至るのは、組織のトップの責任以外の何物でもありません。組織が大きくなると、どうしてもこの辺の感覚が麻痺するのでしょうか?
ど素人考えなので異論反論あると思いますが、大きくなりすぎて管理しきれないのであれば、逆に規模を小さくするしか生き残る道はないのでは?というわけで
非上場化 MBO(マネージメント・バイ・アウト)
「痛みを伴う経営改革を迅速に推進するためには、多様な株主がガバナンス(統治権)を持つ公開企業よりも、少数の株主と経営者が専権を握る体制が適している面がある。このような考え方に基づき、経営の非公開化を進めるケースがある」
「MBOとは企業買収の一形態であり、経営陣による株式の買い取りのことである。…MBOにより買収された企業は上場を廃止し、パブリックカンパニー(公開企業)からプライベートカンパニー(非公開企業)へと変わることになる。」
(引用 日経ビジネスオンライン 「MBO急増は何を意味するのか 市場と株主に背を向ける経営者たち 」2011年03月01日 小屋 知幸)
日本ですと、不正問題発信ではなく戦略的なMBOですが、コンビとかツタヤが実施しました。もちろん、株式の非上場にも膨大な資金がかかる方法のようなので、そう簡単にはいかないでしよう。
兎にも角にも、私さとるが愛するフォルクスワーゲン社が生まれ変わるには、大胆な改革をもって信頼の回復に取り組む姿勢を、消費者にむけて1日でも早く発信する事かと思います。
以上、フォルクスワーゲン不正問題に関する記事でした。