初代ゴルフ〜ゴルフⅤ型まで 誕生の歴史
ブログの記事を考えるのが大変ですが、
なんとか曲がりになりにも完成すると、ほんの少しだけ達成感が生まれているさとるです。
本日も、前回のエントリードイツの歴史を生き抜いた ビートル - ドイツの国民車!ゴルフ5に一目惚れに続き、
松本晴比古氏
「フォルクスワーゲン、その歴史とブランド」の私さとるによる
まとめ記事をご紹介致します。
今回は、
「初代ゴルフ〜ゴルフⅤ型まで 誕生の歴史」を紐解きます。
前回のあらすじ
1934年に構想、設計された「VWタイプ1」(ビートル)において、生産終了する2003年の間に、
「累計生産台数 2,153万台」という前人未踏の記録を打ち立てる。
↑ タイプ1(ビートル)
引用 wikipedia
フォルクスワーゲンの規模は着実に拡大、同時に高い競争力を得た。
しかしその裏で、「タイプ1」に変わる 次世代のモデルを、
「ゴルフ」が誕生する1974年まで生み出すことができずにいた…。
初代ゴルフの誕生
↑初代ゴルフ
引用 wikipedia
そんな中、1965年、ノルトホフ社長の後任「クルト ロッツ」は、
ポルシェ社に「タイプ1の後継モデル」の設計を依頼するが、量産性や信頼性の煮づめができず、プロジェクトは失敗に終わる。
↑アウディ75
引用 wikipedia
さらに後任の社長「ルドルフ ライディング」は新たに、
傘下の「アウディ」に着目。
アウディ72、80シリーズ(72、80は後の1969年、75として統合。数字は、エンジンの出力を示す)をヒットさせていたアウディ・アウトウニオン社の開発リーダー、ルートヴィッヒ・クラウス達に、「次世代車の開発」を託す。
↑初代パサート
引用 wikipedia
そして遂に1973年、「初代パサート」が誕生。
ジョルジェット・ジウジアーロにより、
開発コードEA337、コンパクトサイズの2ボックス・ハッチバック・スタイル、かつ大人5名の室内とリヤラゲッジスペースも十分に確保したモデルが、
「ゴルフ」という名称で誕生
↑初代ゴルフ
引用 wikipedia
↑初代ポロ
引用 wikipedia
「タイプ1」が、流線型ボディ、空冷リヤエンジンによる後輪駆動というパッケージングに対し、
「ゴルフ」は、水冷エンジンを横置きにした前輪駆動。
パッケージングが変化したものの、背景にある基本コンセプトは変わらず、1974年にはドイツでトップセールスを記録。
1976年ごろにはヨーロッパにおいて爆発的なヒット作となり、1974年から1983年の9年間のモデルライフの期間で、680万台が生産された。
ゴルフⅡの誕生
↑ゴルフⅡ
引用 wikipedia
1977年頃にスタートしたゴルフⅡの開発は、初代が大成功を収めたため慎重に進められる。
…そして1983年、「ゴルフⅡ」が誕生。
その時のキャッチフレーズは、「ゴルフからゴルフへ」。
ゴルフがブランドとして確率したことにより、普遍的な理念となる。
開発のポイントは、ボディサイズ、ホイルベースがわずかに大きくなり、リヤシートの居住スペースが拡大。
空力性能と衝突安全性が改良され、長期使用によるサビの発生を抑えることであった(これが「ゴルフⅢ」12年間錆穴保証ボディの実現につながる)。
モデルライフを終える1971年までに、630万台が生産された。
ゴルフⅢの誕生
↑ゴルフ3
引用 wikipedia
1991年、安全性能をトップレベルにする為の技術が施された、ゴルフⅢが登場する。
安全性、クオリティ、ドライビングプレジャー、環境性能を大幅に高める事を目指し開発。
この時より「タイプ1の後継車」という概念ではなく、ゴルフクラスという独自の存在を確立、Cセグメントにおいてクラスレス・コンセプトを保ち、トッププレミアムカーの評価を確固たるものとした。
ゴルフⅣ〜ゴルフⅤ の誕生
↑ゴルフⅣ
引用 wikipedia
1997年にゴルフⅣが誕生。
日本車を上回る外装パネルの隙間縮小、他社では不可能な上級パーツの共通化、室内空間の大幅向上。
他者の追随を許さないゴルフクラスという独自のカテゴリーを高みに引き上げた。
そして2003年11月、渾身の作第5世代モデル、ゴルフⅤが誕生する。
↑ゴルフⅤ(さとる号 2004年モデル)
まさにVWの社運を託したモデルであった。
まとめ
進化し続けるゴルフシリーズ
以上、駆け足で ゴルフの歴史を追ってみました。
この後、ゴルフⅥ(2008年) 、ゴルフⅦ(2012年) 、さらに来年2017年にはゴルフⅧの発売も控えているゴルフシリーズ。どんなゴルフが登場するのか?買わない(買えない!)のは間違いないですが、凄く!楽しみですねー。
↑ゴルフⅥ
引用 wikipedia
↑ゴルフⅦ
引用 wikipedia
参考図書を読んで感じたのは、
ゴルフは、Ⅶなどの新しいモデルにこそ長年に培われた「ゴルフという車のエッセンス」が凝縮されているだろうが、
Ⅴを始め(自分が購入したのでw)
どの世代のゴルフをチョイスしても、
自動車に求められる基本性能、味わいのある乗り心地が楽しめるという、
「唯一無二」の車、ということ。
いかがだったでしょうか?
先述、松本晴比古氏の素晴らしい記事により、ゴルフの奥深さを感じないわけにいかなかったのは、私だけではなかったはずです。
そして私は、さとる号ゴルフ5を尊敬の眼差しでジロジロと眺める日がしばらく続きそうですw。