3大メーカー独自比較。自動ブレーキ技術の今。
こんにちは。
初外車を購入してから、これまで関心が薄かったタイヤサイズ表記の意味など、車のパーツについての知識を貪欲に吸収していきたい。毎日そんな思いに駆られているさとるです。
今日は、フォルクスワーゲンの話題からはちょっと離れますが、
海外、国内でも脚光を浴びている、
「自動ブレーキの技術」について、
書きたいと思います!
これから車を購入する際特に、
付いていたら安心という装備の一つは、
「自動ブレーキ」ではないでしょうか?
つい先日開催された
第44回東京モーターショー(2015年10月29日(木)~11月8日(日))
でも話題となったように、
自動車の「自動運転」が
近い将来確実に普及する段階であることは、間違いありません。
さらに「自動運転技術」のサポート的な機能として、
現在標準装備化が進む「自動ブレーキ」の精度も、あわせて大変注目されているのではないでしょうか?
既にアメリカの
「google」
「テスラモーター」
は、既に「一般道での自動運転の実験」を行っていると、最近のニュースでも
取り上げられ、記憶に新しいところです。
そこで、
「自動ブレーキ」について、
代表的な
大手3メーカーの自動ブレーキ技術を
独自に比較してみたました。
(下記記述:ディーラーにて配布の自動車カタログを引用)
メルセデスベンツ CLAクラス
(車両本体価格 税抜 351万円から)
「CPAプラス」(ミリ波レーダー式緊急ブレーキ機能)
- 前走者や障害物に6秒以内に衝突する可能性がある場合には、運転手に警告。
- ドライバーのブレーキ操作では十分な制動力が得られない場合は、BAS(ブレーキアシスト)が働く。
- さらにドライバーが警告に反応しない場合、(中略) 最大60%で自動緊急ブレーキが作動。
- ただし、横断している歩行者、落下した小さい積荷などには反応しない。
- (補足:メルセデスベンツSクラスなどに搭載される上位システム「レーダーセーフティ(ミリ波レーダー+ステレオカメラ)」が存在する。)
その2 トヨタ 「プリクラッシュ セーフティシステム」
トヨタ クラウン ロイヤルシリーズ
(車両本体価格 税抜 337万円から)
画像引用 wikipedia
「プリクラッシュ セーフティシステム」(ミリ波レーダ式)
その3 スバル 「アイサイトver3」
スバル LEGACY OUTBACK
(車両本体価格 税抜 290万円から)
画像引用 wikipedia
「アイサイトVer3」(ステレオカメラ式運転支援システム)
- ステレオカメラで(映像で)常に前方を監視し、自動ブレーキなどの制御を行う運転支援システム。このカメラは人の目と同じように距離と形状を認識することができ、車、白線、ガードレール、歩行者、自転車まで認識。
- 2台のカメラにより、危険を予測し衝突を避ける技術はスバルだけ。
- さらに優れているのは、「ブレーキランプの赤い光を認識」したり、「逆光などの条悪環境下での作動安定性」を高めている点。
自動運転の世界をささえる 自動ブレーキ技術
以上、代表的な3つのメーカーの
自動ブレーキシステムを見比べてみました。
参考までに「自動運転技術」について簡単にまとめます。
- 「GPSで入手した位置情報・目的地の情報」と、「搭載したレーザーカメラ・レーザスキャナ等」で様々な道路情報(車両・歩行者・信号・障害物)を識別、収集したこれらの情報をスピーディー解析し、ハンドル・アクセル・ブレーキなどを制御するしくみ。
個人的な印象ですが、
スバルの
「道路情報の識別」と「自動ブレーキ」をマッチングさせた技術は、他メーカーよりも大きな差をつけているように見えました。
今後スバルに限らず、
たとえば、「歩行者のジェスチャー」「会話の声」など、ドライバーに必要な運転情報を分析する技術が向上し、またその早期実用化を果たすことで、自動ブレーキ、自動運転運転の技術もさらに精度が高まり、「私たち人間と車との関係」も、新しいフェーズに進んでいくのではないでしょうか?
以上、
今回は、自動ブレーキに関する独自検証をしてみました。